先日弟が帰省していた際に、ハタと思い当たったことがあったので尋ねてみた。
「証明写真とか撮るときに、顎をひけって言われないか?」
父にも同様に尋ねてみた。
答えは二人ともに同じであった、やはりそうだったのだ。
成る程そうか、それで写真屋のやつらはこれ以上無いほどにグッと正面からレンズを見ているにも関わらず、また素直に頸がへし折れそうなぐらいに顎を引いているにも関わらず更に顎を引けなどと言っておったのかと、今更ながらの悔しさが込上げて来たのだ。
記念撮影等を見返してみても、それはすぐに指摘出来るほどにハッキリとした特徴としてうちの一族の徴となっているものだ。
顔の中央にある凸上の呼吸器官、つまりは鼻の問題なのだけれど、ウィキペディアにはこう書いてある。
「ヒトの鼻は、顔の中央、凸の部の位置にあたる。狭義では内鼻、広義では外鼻を指している。人の鼻の特徴は鼻腔の上側の部分が前に突き出していることで、そのため鼻孔は下向きに開く。」
「鼻孔は下向きに開く」!
ぬぬぬ、僕と一族の鼻孔とやらはどう考えても前向きなんですが・・・。